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2005年 04月 01日
もうそろそろ来てもいい頃だろうと、PCの前で身を構えていると、ああ、来ました。企業からの不採用通知メールが舞い込んできました。1次面接をパスするには一体どうしたらいいのか、真剣に考える必要がある、そうしないことにはいつまでたっても事態を打開できぬと思い、危機を感じた僕は、面接官との問答を頭の中で展開するイメージトレーニングを始めたのであるが、気が付くとプレステ2のコントローラーを6時間くらいがっちりと握っていました。おかしいな。夕刻になり、僕は、ふと履修登録のことを思い出した。単位があと2単位足りないので、なんでもいいから講義を履修する必要があるのだ。僕は死ぬほど面倒くさいと思いながら、ゲームを中断し、体を引きずるように大学へ向かった。僕が大学の端末を使って、作業を進めていると、隣に座っていた4人組の男子学生がリクナビを見つつ、なにやら騒いでいる。
「○○ちゃん、ほら、これ見てよ!俺、124社にエントリーしてんねん」 「うお、すごいな、説明会どれくらい行ってるん?」 「いや、行ってないし」 「行ってないのか」 「全部ぶちってる」 「おまえ、キャンセルくらいしろよな」 「うへへへへ」 「そういや、○○にエントリーしたん?」 「ああ、したした」 「俺もした」 「でも、エントリーシートに書く欄多すぎて即ぶちったわ」 「あれは萎えるよなー」 「せっかくエントリーしてやってんのに、ふざけんなって感じやわ」 「あはははは、まじありえんよな」 「ちょー、この会社可愛い子多くない?」 「ええ?どれ」 「これー(リクナビに掲載している画像を指さしながら)」 「えー、あー、この子は可愛いな」 「うわ、この画像の子、最悪やな」 「ありえんって」 「やっぱエントリーするのやめとこっと」 「あー、可愛い子ばかりおる会社ないかなー」 「(しばらくして)この会社どう?」 「却下。ありえん。全然可愛くないし」 彼らを見ていて、僕は、まだまだ頑張れると思った。
by f_ranker
| 2005-04-01 20:59
| 就職
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